レゴ互換品はレゴブロックと組み合わせて遊べる商品であり、基本は海外製品ですが、日本でも購入する手段があります。
全体的に本家のレゴより価格が安く、互換品ならではの特殊な形状もあるため、本家レゴとは異なる需要がある商品です。
この記事では、レゴ互換品について、商品を選ぶ際のポイントや購入方法などをまとめました。
- レゴ互換品と本家レゴの主な違い
- レゴ互換品のなかでも一定のクオリティがあるブランド
- 購入できる国内と海外の通販サイト
- レゴ互換品の子どもと大人における活用方法
- 購入やプレゼントに関する疑問点の解決
安く購入したい人や本家レゴにないパーツがほしい人は、参考にしてください。
レゴ互換品は本家レゴにある印字やクオリティ面に違いがある

レゴ互換品はレゴブロック商品と組み合わせられる互換性があるブロックで、海外の複数の企業が販売しています。
本家レゴが正式に認めているわけではありませんが、1988年に申請されたレゴに関連する特許は既に期限が切れています。
そのため、レゴ互換品は権利上では問題なく販売できる商品です。
本家レゴとレゴ互換品では、主に以下の違いがあります。
- 本家レゴにはブロックやミニフィギュアに、LEGOという英字が印刷されている
- レゴ互換品のほうが本家レゴよりも価格設定が安い
- 価格が高い分、クオリティ面では本家レゴのほうが良い製品が多い
- 本家レゴにはない商品形態、形状や色味のパーツ、ミニフィギュアがある
レゴ互換性はほとんどの商品で印字がないため、本家レゴと互換品を見分ける際の判断材料にできます。
レゴ互換品も商品クオリティは年々向上している
本家レゴは価格が高い分、商品クオリティも軒並み高い水準を保っています。
一方、レゴ互換品は価格を抑えるために、本家レゴよりもクオリティを落として量産している企業が中心です。
しかし、レゴ互換品のクオリティは年々向上しており、遊ぶ際の安全性など品質面でも本家レゴと遜色がない商品が増えています。
本家レゴの目印である「LEGO」という印字がなければ、ほとんど違いがわからないパーツもあるため、商品をしっかり選べばクオリティ面の不足はないでしょう。
内部パーツなど見えない部分で使用する場合は、印字のないレゴ互換品を混ぜても統一感を崩さず組み立てられます。
レゴ互換品のみで販売されるマニアックな商品や独自のパーツも多く、より自由な設計や組み立てを楽しめるのは魅力の1つです。
レゴ互換品は本家レゴの類似商品と比較して1万円以上安く購入できる
レゴ互換品のなかには本家レゴの類似商品を販売するブランドがあり、基本的に本家レゴよりも価格が安く設定されます。
本家レゴとレゴ互換品の類似商品の比較は、以下のとおりです。
| 商品名 | ピース数 | 参考価格 |
|---|---|---|
| レゴ ホグワーツ城 | 6020ピース | 67,480円 |
| LEPIN ホグワーツ城 | 約6120ピース | 31,800円 |
| レゴ ゴッホ 「星月夜」 | 2316ピース ミニフィギュア1体 | 23,780円 |
| ヴィンセントヴァンゴッホ星月夜の絵画 | 2316ピース | 12,343円 |
※2025年7月時点
ミニフィギュアの有無などの差はありますが、ピース数はほとんど変わらない類似商品のほうが1万円以上安く購入できます。
本家レゴの商品は元々の価格設定が高く、近年はクオリティの向上や材料費の高騰などの影響からさらに価格は高く設定されています。
なるべく安い価格で購入したい場合は、レゴ互換品でも十分な候補になるでしょう。
レゴ互換品のなかでも比較的クオリティが高いブランド

レゴ互換品の販売会社は複数あり、互換品のなかでも商品のクオリティに差があります。
クオリティが低い商品は同じ商品内でもブロックの噛み合いが悪く、本家レゴとの互換性も精度が高くありません。
ブロックを分解するときに離れない、もしくは組み立てたときにすぐ外れると、商品の破損や遊ぶ人のケガにつながります。
子どもに与える際の安全性や本家レゴとの互換性を考えると、なるべくクオリティが高いブランドを選ぶと良いでしょう。
レゴ互換品のなかでも比較的クオリティが高いとされるブランドは、以下のとおりです。
- LEPIN:宇宙船やロボット、可愛い動物など多種多様なジャンルがある
- SYブロック:観覧車や海賊船など、大型の商品が多い
- Sluban:戦車やトラックなどをリモコンで動かせる
上記のブランドはいずれも本家レゴよりも安い価格帯で、子どもから大人まで幅広い年齢層に対応する商品を展開しています。
レゴ互換品は国内大手通販サイトで取り扱いがある

レゴ互換品は楽天市場やAmazonなど、国内大手通販サイトに出店しているショップで取り扱いがあります。
国内在庫の場合は商品ラインナップも限られますが、普段使いする通販サイトはポイントや特典を使える点が便利です。
価格面では海外通販サイトの送料や手数料を考えると、国内通販サイトのほうが安い場合があります。
国内通販サイトで購入する際は、以下の項目を重視してください。
- ショップの詳細情報や評価を確認して、怪しい販売元でないか判断する
- 箱付きやパーツ内容など商品状態を確認する
- 本家レゴや類似商品と比較して、 価格設定が高額でないか確認する
- パーツの欠品保証がある販売元か
欠品保証のある販売元の場合、パーツ不足だった際に無料で購入した商品を返品できます。
海外製品のブロック商品では未開封でもパーツが足りないケースも珍しくないため、欠品保証がある商品を選択すると安全です。
海外通販サイトは到着までの時間はかかる代わりに商品の選択肢が増える
レゴ互換品は海外通販サイトでも販売されていて、国内通販サイトよりも商品ラインナップは充実しています。
ミニフィギュアなどの細かい商品が単品販売されている場合もあるため、パーツごとに収集したい際は便利です。
一方で、海外通販サイトでは以下の点に気をつける必要があります。
- 国内通販サイトよりも商品の到着まで時間がかかる
- 説明文をよく確認しないと、高額商品や手数料が高くなる可能性がある
- 商品に不備があった場合の返品や返金処理に手間がかかる
到着までの時間は多くの海外通販サイトで購入から1週間前後ですが、日本の配送と比較して大雑把な設定です。
場合によっては1ヶ月近くかかる可能性もあるため、到着までに時間がかかると考えて、利用すると良いでしょう。
実際に購入先として使う場合、日本でも利用者が多いAliExpressやタオパオなどの海外大手通販サイトは安定して利用できます。
大手では紛失および破損補償や一定期間での返品無料、配達遅延時の返金など、万が一の事態に対するサポート体制が整っています。
中古販売ではパーツ不足や本家レゴを謳った商品に気をつける
レゴ互換品はフリマアプリ等の中古販売でも、業者や個人が出品する場合があります。
通販サイトよりも安く購入できる可能性がある一方、中古販売では以下のリスクに気を付けなければいけません。
- 開封済みの商品はパーツ不足の可能性がある
- フリマアプリでは返品や返金できない可能性がある
- 本家レゴ商品を謳ってレゴ互換品を出品する場合がある
レゴ互換品はクオリティ面で大きな差がないとしても、価格を本家レゴの基準にすると、高い価格で購入しています。
中古販売でも商品情報は詳しく確認して、ブランドやパーツ数で騙されないように商品を選びましょう。
レゴ互換品でも子どもの教育や大人の趣味として十分活用できる

レゴ互換品は本家レゴで期待される子どもの教育や大人の趣味として、十分活用できる商品です。
ブロック遊び自体が子どもの知的好奇心を刺激して、創造性や論理的思考を育む効果があります。
互換品であってもブロック遊びの特性は失われないため、本家レゴと同様に知育玩具としても活用できるでしょう。
大人に関してもブロックの組み立ては長時間集中して行えて、日頃のストレスを忘れられる効果があります。
ストレス解消や集中力の向上につながる趣味として、レゴ互換品はより安く購入できる点がメリットです。
インテリアとして完成品を飾る点でも、商品を選んだ場合は本家レゴと遜色ない見栄えで飾れます。
レゴ互換品に関するよくある疑問を詳しく解説
レゴ互換品に関する疑問としてよくあげられる内容は、以下のとおりです。
- 購入や所持は違法ではないか
- レゴ互換品は本当に本家レゴと組み合わせて使用できるのか
- プレゼントとして適しているか
- 発表会の展示やSNSへ発信して良いか
レゴ互換品を海賊版やコピー品と称する人も一部いますが、商品としては問題なく発売されています。
一方で、レゴ互換品の存在を知らない人にとっては、本家レゴと見分けがつかない可能性があります。
レゴ互換品を譲渡や多く人の目に留まる場所へ持ち出す場合は、本家レゴとは異なる商品と知らせる配慮が必要です。
レゴ互換品の購入や所持は違法ではないか
レゴ互換品として既に販売された商品を購入や所持する分には、国内外の法律上で特に問題はありません。
本家レゴの特許の期限切れから、レゴと互換性のある商品は問題なく販売されています。
一方で、スターウォーズなどといった作品の権利が絡むライセンス商品は、権利上の観点で見るとグレーゾーンな扱いです。
互換品における作品モチーフの商品は、あくまでスターウォーズ風やパロディなど、作品そのものを使っていないと主張しています。
いずれにしても購入者自身が違法性を問われる場面はないため、ほしい商品がある場合は気軽に購入してください。
レゴ互換品は本当に本家レゴと組み合わせて使用できるのか

レゴ互換品は基本的に本家レゴと組み合わせられる規格で製作されますが、互換性の精度はブランドによって大きく異なります。
本家レゴに似ているだけで互換性がないブロック商品も存在するため、互換性を重視する際は説明文や画像などをよく確認しましょう。
国内通販サイトでは本家レゴとの互換性がある場合は、商品名や説明文で明確に表記されています。
互換性に関する表記が見当たらないときは、レゴ互換品のブランドであっても購入を避けるのが無難です。
海外通販サイトについては、自動翻訳では本来の文章の意図が読み取れない可能性もあります。
本家レゴと組み合わせて遊ぶ前提の場合は、明確に互換性が確認できる国内通販サイトのほうが間違った購入を防げます。
レゴ互換品はプレゼントとして適しているか
レゴ互換品は商品や販売元を選べばクオリティ面で大きな差はないため、プレゼントとしても問題なく使えます。
ただし、プレゼントする際はレゴ互換品である点を必ず伝えてください。
後にほかの人への譲渡や売却する際、もらった人がレゴ互換品と理解せずにいると、トラブルの原因になる可能性があります。
子どもにプレゼントする場合は、対象年齢や素材を確認して、商品の安全性についても伝えると良いでしょう。
一方で、本家レゴが好きだと公言する人のなかには、レゴ互換品を海賊版やコピー品として嫌う人がいます。
同じブロック商品だと思ってプレゼントすると喜ばれない可能性もあるため、その場合はプレゼントとして向いていません。
レゴ互換品を発表会の展示やSNSへ発信して良いか
本家レゴのオフ会や展示会には、レゴ互換品の持ち込みは推奨できません。
レゴ互換品に嫌悪感を抱く人もいるため、本家レゴが絡む場面では使用を控えたほうが良いでしょう。
本家レゴとレゴ互換品のパーツ交換も、トラブルを避ける点で応じないほうが安全です。
一方、ブロックやおもちゃ全般のイベントでは、規則上問題なければ持ち込みや展示をしても問題ありません。
SNSへの発信も互換品であると明記された投稿の場合は問題ありませんが、SNSでは不特定多数の人の目に触れるリスクがあります。
投稿する際はレゴ互換品に嫌悪感を抱く人に絡まれる可能性を理解しつつ、発信してください。
レゴ互換品はブランドや販売元を選んでクオリティが高い商品を購入する

レゴ互換品を選ぶ際のポイントや購入方法などをまとめると、以下のとおりです。
- レゴ互換品には印字がなく、類似商品は本家レゴよりも1万円以上安く購入できる
- クオリティは年々向上しているが、ブランドごとに精度は異なる
- 互換性や安全性を確保する点で、クオリティが高いブランドを購入したほうが良い
- 国内販売サイトでも取り扱いがあり、欠品保証がある販売元を選ぶとパーツ不足の際に無料で対応してもらえる
- 海外通販サイトは到着まで時間がかかるが、商品の選択肢が増える
- 展示やプレゼントする際はレゴ互換品である点を知らせたうえで、相応しい場面であるか判断する
ブランドや購入する際の販売元をしっかり選んだ場合は、本家レゴと遜色ないクオリティの商品を購入できます。
レゴ互換品のクオリティや取り扱いを理解したうえで興味を持った人は、購入を検討してください。

