STEAM Campusはレゴスクールとして運営されていた教室であり、2025年4月から学習内容は変わらず、現在の名称に変更されました。

カリキュラムはレゴブロックを用いた学習内容になっており、子どもが楽しみながら学べる環境が整っています。

しかし、レゴブロックを用いた学習内容が想像できない人にとっては、子どもを通わせて良い教室か判断できないでしょう。

この記事では、STEAM Campusの学習内容口コミ、評判を踏まえた子ども向け教室の評価などをまとめました。

この記事でわかること
  • STEAM Campusの基本情報
  • 具体的なカリキュラム内容
  • 料金体系と初期費用
  • 利用者の口コミや評判
  • ほかのプログラミング教室との違い

子どもに通わせる習い事に悩んでいる人は、参考にしてください。

STEAM Campusは5つの分野の学習をレゴブロックを取り入れて行う

STEAM Campusはレゴブロックを取り入れて、子ども向けのSTEAM教育を行う教室です。

STEAM教育は以下の5単語の頭文字を取っており、5つの分野を総合的に学習する方法です。

  • Science:科学
  • Technology:技術
  • Engineering:工学
  • Arts:芸術、リベラルアーツ
  • Mathematics:数学

アメリカで2006年に提唱された学習方法ですが、日本でも文部科学省が推進しており、学校教育の現場でも活用されています。

STEAM Campusでは低年齢層から学習を始めて、小学校高学年までにさまざまな能力や考え方を身に付けられます

STEAM教育で培った能力や考え方が将来の学習や仕事に活かせる

STEAM教育では科学や工学分野を学習しますが、将来的に必ず科学者や技術者を目指すために学ぶわけではありません。

5つの分野の総合的な学習を通して、以下のような現代社会で役立つ能力や考え方を身に付けていきます。

  • 技術力
  • 論理的思考力
  • 問題解決能力
  • 情報活用能力
  • 創造性や芸術性
  • コミュニケーション能力、社交性
  • 上記の能力や考え方を複数使う応用力

STEAM Campusで行われるカリキュラムに当てはめた例は、以下のとおりです。

  1. レゴブロックで設計図を見ながらショベルカーを組み立てる:情報活用能力
  2. 基礎部分以外はブロックの色や装飾などを自由に決める:創造性や芸術性
  3. ショベルカーが必要になる場所や場面を考える:論理的思考
  4. ショベルカーの機能で何を解決できるか考える:問題解決能力
  5. ショベルカーのギミックを実際に動かして体験する:技術力
  6. 教室内の仲間と出来上がりを共有する:コミュニケーション能力、社交性

上記はあくまで一例であり、組み立てから完成までの課程で試行錯誤しながら、複数の能力や考え方が同時に養われていきます。

レゴブロックは子どもが親しめる教材でSTEAM教育とも相性が良い

STEAM Campusでレゴブロックが教材として使われるのには、以下の理由があります。

  • 子どもにとっておもちゃの印象があるものから学習へ興味を持つきっかけになる
  • 自発的な課題発見や試行錯誤を行うスクラップ&ビルドの性質と合っている
  • 近年のレゴブロックがプログラミング関連の商品を展開している

レゴブロックにはさまざまな形状や組み合わせがあり、簡単に組み立てや分解ができます。

STEAM教育では試行錯誤を繰り返す点から、組み合わせ次第で複数の可能性を考えられるレゴブロックは相性が良い教材です。

STEAM Campusのカリキュラム内容とプログラムの特徴

STEAM Campusのカリキュラム内容とプログラムの特徴

STEAM Campusでは、1歳から10歳までの10段階に分けてコースを設計しています。

年齢・対象コース名学習内容
1歳、親子ブリックトッツ親子で指先を使った活動やリズム遊びを行う
2歳、未就園児アーリーブリック身近な滞在をテーマにしたごっこ遊びや創作
コミュニケーション力や表現力を高める
3歳、年少エクスプローラーものの動きを試す
話のシーンを表現する
人前で発表して、言葉で伝える自己表現を体験する
4歳、年中クリエーター教室内での共同作業
エンジニアリングの基礎の導入
5歳、年長クエスター物理学の基礎や初めてのプログラミング
クラスの子との情報共有
6歳、小学1年生以上インベスティゲーター繰り返しの実験
ニーズに合わせた操作、プログラミング
7歳、小学2年生以上ヤングエンジニア与えられた情報を客観的に分析して、より良い結論を導き出す思考力を高める
レッスンを行う
8歳、小学3年生以上スマートメーカーⅠ社会問題の解決に必要な能力や市民性を育むカリキュラムから柔軟な思考や自身、粘り強さを養う
9歳、小学4年生以上スマートメーカーⅡ基本知識を活かし、コラボレーション力やイノベーション力を育む
10歳、小学5年生以上スマートメーカーⅡ修了生Ⅰ・Ⅱの基礎からさらに発展させる
科学的、数学的な知識や技能の習得
チームによるプロジェクト学習

※2025年7月時点

年齢は目安であり、教室入った時期や学習状況によっては年齢よりも下のコースから始める場合があります。

教室によっては独自のコースを用意しているため、利用する際はコース内容をよく確認しましょう。

STEAM Campusは組み立て遊やびの中で能力や考え方を養う

STEAM Campusではコースによって題材が異なりますが、大まかな学習の流れは決まっています

4歳、年中のクリエーターを対象としたカリキュラムの例は、以下のとおりです。

  1. 遊園地の乗り物をテーマに、滑り台やメリーゴーランドなどをレゴブロックで組み立てる
  2. 滑り台の坂で物体が移動する物理原理、メリーゴーランドの回転で歯車の仕組みなどを学ぶ
  3. 組み上がった乗り物の大きさや形から空間認識力を高める
  4. 教室内でそれぞれが組み立てたレゴブロックを集めて、ごっこ遊びを始める
  5. 友だちと協力して遊園地を完成させる中で、コミュニケーション力や社会性が高まる

高学年になるとレゴブロックのギミックにモーターやセンサーなどが加わり、プログラミングを交えた組み立てや理解が求められます。

低学年でごっこ遊びだった部分は、チーム作業ディスカッションに変わり、よりコミュニケーション力が鍛えられます。

STEAM Campusはレゴブロック購入の初期費用がかかる

STEAM Campusはレゴブロック購入の初期費用がかかる

STEAM Campusは教室ごとに料金が異なっていますが、おおよその料金は以下のとおりです。

STEAM CampusSTEMスクールプログラミング教室
体験レッスン年中まで:3,000円前後
年長以上:4,000円前後
無料、または数千円程度無料、または数千円程度
入会金11,000円〜22,000円程度10,000円~20,000円10,000円前後
教材費30,000円~50,000円程度数千円から数万円数千円程度
月謝10,000円~17,000円程度数千円から数万円10,000~20,000円程度

※2025年7月時点

比較対象として、学習内容が近いSTEMスクールとプログラミング教室の料金もあげています。

入会金や月謝は大きな金額差はありませんが、初期費用は基本的に3万円以上必要です。

学習に必須であるレゴブロック教材分の金額が、ほかの教室よりも初期費用を高くしています。

STEAM Campusの口コミや評判について

STEAM Campusの口コミや評判について、良い点や改善点を総合的に評価すると、以下のとおりです。

  • 子どもが自分から通ってみたいという例が多く、楽しみながら学習できる
  • 習い事としては長期的に通わせた際に、学習や成長の実感が得られる
  • 特に小学校後半以降のプログラミング分野では、大人よりも複雑な内容を理解できる
  • 家庭によっては初期費用や教材費が大きな負担になる
  • 男女比率で見ると、男の子のほうが多い傾向がある

習い事のなかでも費用はかかる一方で、学習内容自体は概ね好評を集めています。

SNS上の実際の口コミや評判について、確認しましょう。

STEAM Campusは発表会で子どもの学習状況や成果を確認できる

STEAM Campusは発表会で子どもの学習状況や成果を確認できる

STEAM Campusに対する良い口コミや評判は、以下のとおりです。

良い口コミ・評判1小3息子が、レゴスクールで乱数を習ってきたらしい。
ダンスロボットに不規則な動きをさせるために使ったらしいけど。乱数なんて、大人になってから知った気がするんやけど。。。
すごいな。。。
良い口コミ・評判2レゴスクールに通ってるんだけど、年長からプログラミングが始まるの凄い楽しみにしてる、さすが男子。
私にはちっともさっぱりわからない領域💦スクール移動したんだけど同じ経営母体でも、発表の頻度とかお片付けの有無は違うなぁ。ちょっと面倒でもお片付けは自分でさせたい。
良い口コミ・評判3レゴスクールの発表会行ってきたんだけど、年長でカラーセンサーで色判別しての速度コントロールする装置プログラミングして作ったの凄い。
もうワイは負けや。
良い口コミ・評判4今日は長女が4月から通い始めたレゴスクールのオンライン発表会。発表者は会場へ行って配信だったんで、私は家で観てたんだけど、私の子とは思えんほど落ち着いたプレゼンやった....小4で自分の作ったプログラミングのプレゼンなんてすでに親を越えてる。尊敬しかない👏

通わせている子どものプログラミング能力や理解力の向上に対して、驚く声があがっていました。

特に小学3年生以降はプログラミングの内容も複雑化しており、分野に詳しくない大人では理解が難しい内容も身に付けられます。

定期的に発表会が設けられており、子どもの学習状況や成長を実感する機会もあります。

STEAM Campusは費用が高いと感じる家庭もある

STEAM Campusは費用が高いと感じる家庭もある

STEAM Campusに対する改善点や課題点に関する口コミは、以下のとおりです。

改善点や課題点に関する口コミ・評判1最近、レゴに夢中な3歳。近くにレゴスクールがあるらしく、ホームページ見たら月謝に目ん玉飛び出た😱庶民にはきびしー!とりあえず体験だけ申し込むか…
改善点や課題点に関する口コミ・評判2習い事に全然興味を持たない息子。ついに息子が「レゴスクールに行ってみたい!」と。
良く行く映画館がある建物に教室があって、それを見た息子が興味を持った。まぁ、まずは体験だなと思ってメールをした。覚悟はしてたけど値段に少し驚く。初期費用 7万
流石レゴ😭
改善点や課題点に関する口コミ・評判3次男の希望でレゴスクールに体験に行ったんだけど、入会したら月3、4回で月14000円。
入会金20000円、テキスト代5000円/年、教材費40000円/1〜3年。
たっけぇぇえ!!!ちなみに体験レッスンは3300円だった。
改善点や課題点に関する口コミ・評判4今日はレゴスクールの体験へ。
体験参加者6人のうち、女子は2人。
娘は続けたいらしいから、ひとまず申し込みかな?と。
にしてもやっぱりレゴ、プログラミングは男の子が多めなのかな?

子どもが興味を示しても、費用の高さから手が出せないという声があがっていました。

入会金や月謝はほかの習い事でも同じ程度の費用が必要であるため、習い事をさせるうえでは必要経費といえます。

しかし、学習に必須であるレゴブロック商品が万単位の価格設定であり、家庭によっては初期費用の時点で厳しい場合があります。

女の子を持つ親にとっては、男の子率の高さを気にする意見も出ていました。

性別を気にせず通わせている親もいますが、通う場所によっては同性の子どもがいない場合もあります。

STEAM教育とSTEM教育では創造性や芸術性の有無が異なる

STEM教育は2000年代にアメリカで提唱された学習方法であり、STEAM教育におけるArtを除いた4つの分野を総合的に学習します。

現在は文部科学省の推進から日本でもSTEAM教育のほうが主流であり、芸術性が抜けると学習内容が大きく変わります。

ロボットの設計を例にした場合の比較は、以下のとおりです。

  • STEM教育:ロボットの設計を行う際、適切なプログラミングやパーツ選択をしながら進める
  • STEAM教育:ロボットの設計を行う際、プログラミングやパーツ選択をしつつ、デザインや発表時の演出も考えて進める

STEMでも学習を通して論理的思考力問題解決能力を身に付けられるため、科学や工学分野以外でも能力や考え方が役立ちます。

一方、STEAMはSTEMで得られる能力に加えて、創造性芸術性も向上し、将来的により幅広い分野で活躍する選択肢を増やせます。

STEAM Campusの特長と受講価値

STEAM Campusの特長と受講価値

STEAM Campusの学習内容や口コミ、評判をまとめると、以下のとおりです。

  • STEAM教育では科学や工学などの5つの分野を総合的に学習する
  • 論理的思考や問題解決能力に加えて、創造性や芸術性も育つ
  • レゴブロックは子どもの興味を引くきっかけになり、STEAM教育と相性が良い
  • STEAM Campusでは1歳から10歳までの期間で段階的に学習する
  • 良い評価としてプログラミング能力や思考力の向上の実感がある
  • 学習全体にかかる費用の高さが課題点として指摘される

費用を確保できる場合は、子どもが楽しみながら学習する環境を提供できて、長期的な学習で子どもの成長を実感できます。

問い合わせや体験レッスンから子どもの反応を窺って、興味がある場合は利用を検討してみてください。

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