特集記事プログラミング教育に関するお悩みや、今取り組むべきことなどをご紹介。

プログラミング教育最前線

PROGRAMMING EDUCATION

立川市立第八小学校 小学4年生 総合的な学習

立川市立第八小学校
小学4年生 総合的な学習

指導者:市谷 栄一郎 先生やさしい町、立川
~お手伝いロボットを作ろう~
授業前の様子
授業風景

教室の前方に準備してあるWeDo2.0、タブレットを班ごとに取りに行き、それぞれ各班に分かれてタブレットが動くか確認していた。教室には4名で1グループをつくり、10グループ総勢38名程度の児童が着席。今日は2学期で調べた視覚障害者、高齢者、車椅子の方の生活をふまえたうえで、「やさしい町、立川」にするためのロボットについてWeDo.2.0を使って発表をする。

  1. 最終調整、発表の練習や相談(5分間)
  2. 各班発表
最終調整
授業風景

「ここあと5秒ながくしようか」
「あれ?これ開かなかったっけ?」
「おぉ~、いいね」

など、各班それぞれ活発にコミュニケーションをしている様子があった。

各班発表

いよいよ、発表の時間。発表では、「だれのためのロボットか」「どんな工夫をしたか」「どんなプログラムを書いたか」、そして最後に実演の流れ。センサーを活用し、動作が変わるタイミングで音声を流したり、音声には録音した自分たちの声を活用したり、持ち運べるサイズになるよう小型化を工夫するなど、それぞれの班の個性が光った。

だれのためのロボットか? どんな動き?
高齢者のためのロボット レバーを動かすと音が鳴る
視覚障害者のためのロボット 障害物があると「止まってください」と音声が鳴る
視覚障害者のためのロボット センサーが反応すると音が鳴る
(ポケットに入るサイズにした)
車椅子、足に障害のある人のためのロボット ゴミをのせるとゴミ箱まで移動して捨ててくれる
視覚障害者のためのロボット 通り道にある邪魔なゴミをどかしてくれる
(本体とモーターだけだとバランスが崩れるため重量を工夫した。ゴミをどかしたかどうか分かるように音声が流れるようにした)
車椅子の人のためのロボット レバーを下げるとドアが開いたり閉じたりする
(水門の仕組みを参考にしてつくった)
視覚障害者、妊婦さんのためのロボット 自動ドアのように人が近づくとドアが開く
(デモ用に、視覚障害者、妊婦さんを模したレゴブロックを活用して伝わりやすくするように発表を工夫した)
高齢者、妊婦さん、赤ちゃんを連れている人のためのロボット 荷物に反応して進む。
(反応する高さにセンサーをとりつけた)
高齢者のためのロボット 乗り降りが簡単にできるようにスロープ付きの車椅子をつくった
体の不自由な人、車椅子の人のためのロボット 落としたものを拾えるロボット
(使う人のことを考えて取手を長くした)
授業風景

発表後、ほかの班のロボットについて詳しく聞ける時間を設けた。
ほかの班の発表を聞くことで、自分たちの班でつくったロボットの工夫にも使えそうなことに気付き、自分たちの工夫を分かりやすく伝える練習にもなっている。

「本当はこういうふうにやりたかったんだよね」
「どうだ!すごいだろ!」
「もう1回見たい!」

など、対話を通してお互いの工夫や学んだことを紹介しあう様子が教室中にあふれかえっていた。